新電力とは?
新電力=電気を販売を専門に行っている電力会社のこと
新電力=PPS=Power Producer and Supplier
契約電力が50kW以上の需要家に対し、一般電気事業者(東京電力など)が有する電線路を通じて電力供給を行う特定規模電気事業者(小売自由化部門への新規参入者)のこと。
- 発電⇒「発電事業者」
- 送電⇒「送電事業者」
- 販売⇒「小売電気事業者」
どうして新電力が電気を販売できるようになったのか?
電力自由化があったから。
以前は、電気を作る(発電)、電気を売る(小売り)は、全て大手電力会社が独占していた。
電力自由化により、電気の発電・小売りは、大手電力会社以外でもビジネスとして行うことができるようになった。
異業種から参入した新電力会社の例
- 東京ガス(ガス会社)
- ENEOSでんき(石油元売)
- ソフトバンクでんき(通信会社)
- ヤマダのでんき(家電量販)
- まちエネ(ローソンと三菱商事)
新電力の中でも、発電設備を保有している会社、保有していない会社、2パターンある。
新電力のビジネスモデル
東電や関電のように強力な発電所を持たず、地域電力会社から高圧電力を仕入れ、低圧電力へ変換して家庭やビルに切り売りする。
新電力のデメリット
もし電気の卸価格が上がった場合は、新電力会社が負担をするか、利用者の電気料金が上がる可能性がある。
新電力の倒産
新電力が倒産した原因の一例
- 電気の調達コストの上昇により資金繰りが悪化
- 煩雑に発生する事務処理に対応できなかった
- 電気料金の請求の遅れや誤請求が頻発した
- 悪質な営業活動を行い、それがバレた
- コンプライアンスを遵守しないため、総務省や消費者庁などから度重なる行政処分を受けた
- 再エネ賦課金の「未納」を経産省から公表された
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