コロナワクチンが使用不可 保管用冷凍庫の運用ミス 対策法とは?

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事件の事実

ワクチンを保管するための超低温冷凍庫「ディープフリーザー」が、先月26日の深夜、同一の電源コンセントに超低温冷凍庫と冷蔵庫が使用された配線により、電力不足に陥った。

その報告は、数日後の3月1日にされた。
その結果、最大で1000回分余りのワクチンが使用できなくなった。

超低温冷凍庫に故障はなかった。タコ足配線による電力不足が原因。運用する側のミス。

ワクチン保管用フリーザーを設置する際の注意とは?

  • コンセントは専用コンセントを用意する(タコ足配線には絶対にしない)
  • 専用のブレーカーを使用すること。
  • 専用のUPSを使用すること。
  • 回路は、非常系回路から電源を供給すること。
  • UPSの容量は、負荷(フリーザー)の容量に十分補える容量とすること。
  • 外部警報接点を利用し、通信機能付きの遠隔監視装置を設置して、機能停止、異常発生をいち早く感知して、冷凍状態の24時間監視体制を作ること。

なぜタコ足配線は危険なのか?

タコ足配線をしていると、同じコンセントで複数の負荷に電力を供給する形になり、1つ1つの負荷への電力供給が安定しない。その結果、正常に動作しない、動作異常などを起こす確率が高まる。

同時に繋がっている他の負荷のショートや漏電の影響を受け、ブレーカーが開放される危険性がある。
タコ足配線をすると、コンセントに繋いでいる負荷の分だけ電流が流れることになる。すると、コンセントに流れる電流の量が多くなり、発熱により配線が焼けたり、ショートや漏電する危険が高まる。

ワクチン保管用超低温冷凍機の種類とは?

  • MDF-C8V1-PJ
  • CVF-78HC(日本フリーザー)
  • UD-80W74NF
  • LAB8s

CVF-78HC(日本フリーザー)

製品カタログPDFはコチラ
https://www.nihon-freezer.co.jp/dcms_media/other/CVF78HC-2101-02.pdf

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