PASと引込ケーブルの耐圧試験時、1相ずつ行ったら内蔵VT焼損しPASが爆発

「PAS トリップコイル」で検索したらTOGAMIのPDF資料を発見した。
その中に以下のような情報が。

PASだけでなく、UGSの表面にも書いてある。
VT1次側は主開閉器(PAS・UGS)の2次側、RT間に接続されている。

PASの場合もUGSと同じ。PAS2次側のRT間に接続されている。


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経緯を推測

PASと引込ケーブル、一括で耐圧をかけようとしたところ、静電容量が大きかった。
リアクトルが必要だったが、その日はもっていなかった。
なので3相一括で耐圧試験するのは諦めて、1相ずつ行った。

PASやUGSの「VT内蔵タイプ」は、3相のうち2相が内蔵VTの1次側に配線されている。
内蔵VT1次側の1相のみに電圧を印加すると、静電容量分の充電電流が流れてしまう。

内蔵VTの容量は25VA程度、一次定格電流は3.8mA程度である。
内蔵VTに定格以上の電流が流れることでVTが焼損し、極度の絶縁低下や短絡が発生する。
内蔵VTの焼損に気づかずPAS投入し、焼損VTによる高圧部の相間短絡でPASが爆発した。

耐圧試験時に注意すること

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