耐圧試験でトランス2次側やPASのP1P2は短絡接地する?

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戸上の取扱説明書より抜粋

ここには「制御線端末を一括接地する」と書かれてある。
しかしフォロワー様からの指摘で「P1P2は各々テーピングで絶縁」と書かれていた。

このP1P2を各々絶縁することは、戸上に問い合わせし、確認されたらしい。

そもそもVT内蔵PASの場合、P2はPAS筐体と接続されており、PAS本体はA種接地されているはず。
ということはP1とP2は短絡させなくても問題ないのではないか?

耐圧試験時、トランス2次側の低圧側はどうする?

B種接地が効いていれば、トランス2次側の各相は短絡しなくてもOK?
それとも各相すべて短絡させておく必要がある?
Tr2次側をジャンパー線で短絡していない場合、R相・T相が検電器で鳴る。

こちらもフォロワー様からご指摘を頂いた。

フォロワー様情報によると、上記画像のように1次側はすべて短絡、2次側はジャンパー線で短絡させておかなくてもB種接地が効いていれば電圧は発生しないとのこと。

Tr、VT、CT、各2次側を短絡接地した場合、たくさんのジャンパー線が必要となり、確認項目が増えて外し忘れの確率が上がってしまう。

トランス内部で絶縁破壊が発生した場合、低圧側に高圧が印加されるのを防ぐ

低圧側を短絡接地する意味は、この安全措置の意味合いが大きい。
仮にトランス内部で絶縁破壊が発生すれば、低圧側に高圧の電圧が印加される。
もし低圧側を短絡していなければ、低圧側に接続されている機器に電圧が加わり壊れるかも?

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