通信用ケーブル、CPEV、FCPEVの違い

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CPEVとFCPEVの違い

CPEV/FCPEV 取扱説明書 富士電線

FCPEV:構内通信回線用、全線心着色識、絶縁体やシースの厚さが薄い、細径化・軽量化
CPEV:市内電話回線・保安通信回線用、トレーサ識別
共に3P(6本)~200P(400本)まである。
表記例:CPEV 0.9mm×5P

CPEVとは?

日本語:市内対ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
英語:City pair polyethylene insulated PVC sheathed cable
屋外配線用の通信ケーブル。
トレーサー識別(FCPEVは全線心着色識)
第 1 種対:赤-白(又は 自然色)
第 2 種対:青-白(又は 自然色)
シースはカーボンブラックを含み、耐紫外線性、耐透湿性に優れている。
遮へいテープがない。

CPEV 0.9mm×5Pの線の色
対番号:1 2 3 4 5
第1種線心:
第2種線心:白 白 白 白 白
合計10本(5P)

FCPEVとは?

日本語:着色識別ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
英語:Fully color coded polyethylene insulated polyvinyl chloride sheathed cables
構内通信回線用。
カラー識別。全線心が着色識別になっている。
絶縁体やシースの厚さが薄い。
細径化、軽量化されている。
遮へいがある(アルミ箔張付プラスチックテープ遮へい)
ドレンワイヤ入り(接地しやすい)

※ドレンワイヤとは、金属遮へい層付のケーブルで、端末処理部分で接地線の取り出しを容易にするための金属線。

FCPEV 0.9mm×5P の線の色
対番号 1、2、3、4、5
第 1 種線心:
第 2 種線心:白 白 白 白 白
合計10本(5P)

銅テープシールド付き

シールドは、電磁気的に他の電線や回路と影響を与え合わないようにするためのもの。
配線を金属箔や金属の箱などで取り囲み、シールドを接地(アース)する。
シールドアースは片方だけ接続し、両端は接続しない。(片端接地)

製品名の意味
例:FCPEV-NC-S
FC:着色識別
P:対より形
E:ポリエチレン絶縁
V:ビニルシース
S:銅テープシールド

ツイストペアケーブル
平衡接続の1つで、撚り合わせていないものよりノイズの影響を受けにくい。
2本の配線をねじり合わせることで外部ノイズの影響を低減。
バラの単線を使用してはならない。
2本のうちノイズ源に近い方の配線がノイズの影響を受けバランスを失う。

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