スターデルタ始動方式とは?

スターデルタ始動方式とは?

  • Y-Δ(スターデルタ)
  • 固定子巻線をスター接続して、電動機を始動。
  • 回転速度がほぼ定格になったらデルタ接続に切り換え定格運転。
  • 始動電流を1/3に制御
  • 始動トルクを1/3に減少

電動機を始動するときの電流値を小さく制限し、電圧を下げる。

誘導電動機の始動時(運転開始時)には誘導電動機の固定子巻線をスター結線(Y結線)にして、各相に電源電圧(定格電圧)の1/√3を印加する。

誘導電動機が回転して加速して、始動電流が減少した後、スター結線をデルタ結線(Δ結線)に切り替える。

スターからデルタへの切り替えにはタイマーを使う。

スターデルタ結線の分電盤内配線図

※個人が予想で作成した図ですので、正確性はありません。

スターデルタ始動方式のメリット

電動機を始動するとき、電流は定格電流の8~10倍ほど多く流れる。その始動時の電流に耐えれるように、ブレーカーや配線の容量を大きなものにするのは非効率。

始動時という短い時間だけの為に、容量の大きなブレーカーや配線を設置するのは経済的ではないので、スターデルタ始動方式が有効。

誘導電動機の固定子巻線をスター結線にしたときとデルタ結線にしたときの各相に流れる電流の大きさの違いにある。

スター結線にすると、デルタ結線よりも、各相に流れる電流を1/3にすることができる。

誘導電動機の始動時に固定子巻線の結線をスター結線にすると、始動電流を1/3に、始動トルクも1/3にすることができる。

直入れ専用の小容量の電動機とは?

直入れ専用の小容量の電動機は、各相の固定子巻線から口出し線が3本出ていて、そこに電源を接続する。

電動機内部ではデルタに接続されていて、この接続の変更はできない。

スターデルタ用の電動機とは?

スターデルタ用の電動機は、電動機の各相の固定子巻線の両端から、口出し線を6本引き出しており、外部に接続した電磁接触器でスターとデルタを切り替えられるようになっている。

スターデルタ始動の注意点

スターとデルタ回路が同時に働かないように、必ずインターロック回路を入れる。

スターからデルタに切り替わる時、大きな電流が流れることがある。始動中に一旦電圧がオープンになり、再度投入されるタイミング。これはスターデルタ始動方式の大きな欠点。

この突入電流が最大となるのは、スターからデルタに切替えた際、電動機の固定子巻線に残存している電圧と、電源電圧の位相差が180となり、固定子巻線の残存電圧と電源電圧が重畳されて電動機に加わった場合。

なので、スターからデルタに切替える際、タイマーにより固定子巻線の残存電圧が消滅するのを待つことで、切替え突入電流が過大となることを避ける方法がある。

手動式のスターデルタ開閉器

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