確度階級:計器用変成器VTや変流器CTにおける正確度

スポンサーリンク

確度階級とは?

確度=正確度のこと。CLASS。

計器用変成器や変流器における、正確度を示す階級のこと。
一定の周波数における定格電圧または定格電流を加えた時の、比誤差の限度値で表す。

変流器の精度を示すもの。数値が小さいほど精度が高い。
一般計測用として3.0級、1.0級、0.5級がある。
特別精密計測用に、0.2級、0.1級がある。
普通計測や継電器動作では1.0級、配電盤の計測は1.0~3.0級の確度階級を持つ変流器を採用するのが一般的。

確度階級1.0級の場合
比誤差(変流比誤差)が±1%という意味。

変流比誤差(比誤差)

真の変流比が、公称変流比に等しくないことから生じる誤差のこと。
比誤差は次の式で表される。

比誤差(%) = { (公称変流比 – 真の変流比) ÷ 真の変流比 } × 100

真の変流比
実際に一次巻線に通電した電流と、二次巻線から供給される電流との比のこと。
実際に電流を流して測定をして求める。

公称電流比
定格一次電流と定格二次電流との比のこと。

比誤差、確度階級、過電流定数の詳細はこちら

コメント