体育会系の電気工事会社で新入社員が長続きしない理由

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社長も従業員もゴリゴリの体育会系

社長が元々スポーツをやっていて、体力があり、体育会系の性格。
その社長の下で辞めずに働いている社員は、同じ体育会系タイプ、または我慢強いタイプ。

その場合「体力がなく筋力が弱い人に合わせる」という発想がない。
体が弱い、精神的に弱いのは、本人に責任や原因があると思い、本人を責める。

すると仕事ついていけなくなった新入社員は、1年足らずで辞めてしまう。
そしてまた採用して、辞めてを繰り返し、金銭的、時間的な損失が増える。

喫煙者が多くてタバコの煙が苦手

電工の新人は先輩の車に乗せてもらって移動することが多い。
先輩によっては車内で平気でタバコを吸うような人もいる。

吸わない人は煙にまみれ、服や髪がタバコ臭くなり、喉が痛い、目も痛い。
仕事が終わって家に帰っても服が臭い、喉が痛い。
花粉症の季節はさらに目が痒い、鼻水が出る。

さらに建設現場の詰め所(休憩室)もタバコの煙でモクモク。
非喫煙者をタバコの煙から遠ざける工夫で離職率も下がると思う。

体力・筋力が低い人に合わせた仕事をする

これで、あらゆるリスクを回避することができる。
例えば従業員のケガ、病気、休職、退職など。

弱い人に合わせると、新入社員の受け入れの幅(下限)を広げることができる。
また、体力的に仕事についていけない新入社員の離職率を下げることができる。
さらに、中堅~ベテラン従業員の体力的な負担も減り、ケガや事故のリスクも減らせる。

昔は根性論が通用した

根性論、体育会系は、ある意味企業戦略の一つ。
「体力がある、根性がある、我慢強い人しか残らない」

しかしそれは労働者が掃いて捨てるほどいた時代の話。
今これをやると、新人はどんどん辞めていき、会社は少人数の精鋭部隊に。

そしてベテランが1~2人辞めただけで崩壊する会社となる。
現に社長1人、ベテラン社員1~2人規模の会社がたくさんある。

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