MC 電磁開閉器 マグネットコンタクタ

MC 電磁開閉器

MC 電磁開閉器 マグネットコンタクタ

MC 電磁開閉器 特徴

  • 電磁開閉器。MCやマグネットとも呼ばれる。
  • 操作コイルへの電源の入切をキッカケとして、主接点が入切される。
  • 電磁リレーと異なり、モーターのような大電流が流れる機器の接点として使用することができる「主接点」と、電磁リレーのように小電流が流れる制御回路で使用する「補助接点」がある。
  • MCCBの手動入切ではなく、制御電源の入切をキッカケに動作させることができるので、サーマルリレーなどの過負荷制御、表示灯回路のランプの点灯、自己保持回路の作成、タイマー時間制御、満水 or 渇水などのポンプ制御、加電圧 or 無電圧の非常用発電制御などに使用することができる。

電磁接触器のメンテナンス注意

電磁接触器の接点は、開閉時のアーク等で酸化や硫化で変色したり、すすがついたように黒ずんだりする。それを「やすり」等で削ることはせずに、軽く拭いて取り除く程度にする。接点の高さが減って接点圧力が下がったり、接点に研磨剤がついて接触不良が起こる。

接点が露出していることで点検しやすくなっているが、そこにホコリが溜まりやすくなっているので、そのままにしておくと接点不良、焼損、短絡事故の原因になる可能性がある。掃除機等で吸って除去するのが良い。

写真のMC「S-N21 CX」マグネットの特徴

  • 直流励磁式のため、電磁石のうなり音が出ない。
  • サージ吸収機能を内蔵してるため、コイル開閉サージが発生しない。
  • 手動と自動の切り替えがある。
  • 補助接点ユニットやサーマルリレーなどのオプションと合わせて使う。

トラブル事例1:マグネットスイッチから「うなり音」がする

うなり音の原因
操作コイルが交流の場合、磁化された鉄心の吸引力が周波数とともに時間的変化をするため、鉄心は常に微小振動しており、この微小振動に伴う振動音を「うなり音」と呼ぶ。

うなり音を完全になくす方法
・直流操作形(SD-T□、SD-N□等)を使用する
・機械ラッチ式(SL-T□、SL-N□等)を使用する

電磁接触器内部にて交流を直流に変換している機種(S-N50~N800 等)では、うなり音は発生しない。
また、判定基準をクリアした音量でも、微小なうなり音が盤内で共鳴して、大きく感じる場合もある。

ブザーのような耳障りなうなり音の場合
・異物(塵埃[じんあい]・微小金属粉・昆虫)の噛み込み
・発錆(はっせい)

うなり音が大きい状態で放置した場合
・コイルの励磁電流が増え、巻き線の発熱による温度上昇が予想される。

未然防止方法
・盤内や盤周辺の清掃時は、エアー等の噴き付け清掃ではなく、掃除機等での吸い込み清掃をする。
・制御盤内に異物(昆虫)が侵入できない構造にする。

トラブル事例2:チャタリングによる異常開閉

チャタリングとは、回路の電圧降下または操作接点の”おどり”などの不具合で、高頻度で開閉を繰り返す現象のこと。

このとき、モータの始動電流の開閉を繰り返すので、接点間に発生するアークで、急激に接点の温度が上昇し、接点寿命が極端に短くなる。

チャタリングの原因

  1. 電源電圧が低かったり(不足電圧)、電圧変動(電圧降下)が大きいと、吸引力が不足して、電磁接触器は完全に投入出来ず、ばたつき状態に陥る。
  2. 指令接点のチャタリング。電磁接触器のコイルを制御するスイッチ(押しボタンスイッチ、タイマ等)の接点が、外部からの機械的または電気的要因で、チャタリングが発生(衝撃・振動の印加)
  3. 接続部ネジへの接続線の緩みにより、電圧降下が発生した場合。

電磁開閉器のメガー測定

動力モーターなどで電磁開閉器を使用している場合、ブレーカーを遮断すると電磁開閉器は開放される。なのでブレーカー二次側で測定しても、モーターに電気的につながっていないので回路の絶縁抵抗測定はできない。

電磁開閉器の焼損事故

経年劣化による焼損
経年劣化により相間の絶縁が低下。内部短絡を起こし焼損した。

溶着による焼損
開閉回数が多く、接点がアークにより消耗し、溶着を起こした。負荷異常で過負荷状態になりサーマルリレーがトリップ動作するもMCの接点溶着のため開放できず、サーマルリレー過熱し焼損。

電磁開閉器の更新推奨:10年

マグネットとリレーの現場写真

パワーリレー、タイマーリレー、マグネット、サーマルリレーの組み合わせ

引用元

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