事業場が停電し調査後にPGSを再投入したら爆発して波及事故

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事故内容
事業場が停電したので調査を実施。事業場の電気設備に異常は無いと判断しPASを投入したところ、PASが爆発。配電線が短絡したことにより波及事故となった。

疑問1
G200Aとあるので、高圧気中開閉器(PAS)ではなく、高圧交流ガス負荷開閉器(PGS)なのでは?

疑問2
PGSである場合、ガス漏れを起こしているならば、ロックがかかって投入できないはず。なぜ再投入できたのか?

疑問
PGSの内部破損があったとの事だが、どうやってそれを調査するのか?
Va,Vb,Vcと対地間絶縁抵抗の劣化で水分侵入調査?
DS1次側より高圧絶縁抵抗測定の劣化でPAS内水分侵入調査?

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PGS高圧ガス開閉器 ガス漏れ状態で遮断して相間短絡

PGSの経年劣化により、PGS内部に充填されているSF6ガスが漏れていた。そのため、ガスのない状態で遮断テストしたことで、PGS遮断時に発生した極間アークが相間短絡に移行して、三相短絡に至った。

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