UGSのガス圧低下ロックを発見した場合

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UGSのガス圧ロックとは?

UGSには、ガス圧センサが内蔵されている。
封入ガス圧が規定値以下に低下した場合、減圧ロック装置が動作する。
開閉器の状態(入または切)をそのままロックして、事故を防止する。

制御装置は開閉器より減圧ロックの信号を受けてトリップコイル回路を断路する。
減圧ロック警報接点(a4―ac)が動作する。
自己診断警報接点(a3―ac)が動作する。

減圧ロック装置が動作した場合、自己診断異常表示灯が点灯する。

減圧ロック表示の動作を発見した場合、どうする?

ロック表示がされていると、UGSを開放・投入することができない。
発見が停電点検直前だった場合、予定を中止し、お客様に停電点検ができないことを伝える。

電力会社に連絡をして、UGSを新品と交換する手続きを行う。
電力会社へ上位開閉器(AS)開放の段取り、工事業者にUGS交換の段取りを行う。

減圧ロックがかかった状態で放置すると?

入り状態でロックがかかった場合
UGS2次側で地絡や短絡が発生した場合、過電流、地絡が起こってもUGSが動作せず、UGSより上流にある電力側の保護継電器が動作し、波及事故になってしまうので、早急に見積もりや予定を組んで、UGSの交換作業を行う必要がある。

切り状態でロックがかかった場合
停電作業前は何も問題がなかったのに、停電作業のためにUGSを開放させたらロックがかかってしまった、というまれなケースもある?もしそうなった場合、今度は復電自体ができなくなってしまう。UGS交換完了まで、仮設発電機で対応となるのか?

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