焼損事故:分電盤のブレーカー端子部に焦げ、緑青、焼損を発見した場合の対処法

ブレーカー接続端子部分が焦げ、緑青、焼損していた場合、どう対応する?

写真を撮影し、赤外線温度測定器で表面温度を測定。
焦げた端子部分だけではなく、MCCB本体と2次側ケーブル配線にもダメージがあるかも。
お客様に報告して、当該MCCBより上流のMCCB開放許可を得る。

簡易改修工事
・2次側黒相の端子部をドライバで外す
・ブレーカー側の焼損状態を確認し焦げを取り除く
・ケーブル側の焦げ部分を切断、新しく端子上げ
・端子接続、MCCB投入、負荷起動
・赤外線温度測定で発熱状態を確認

本格的な改修工事
・当該MCCB、2次側配線ケーブル、すべて交換する。

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よくあるブレーカーの焼損事故例

ブレーカーと配線の接続端子部分が焦げている。
それに伴い配線の絶縁被覆も焼けて黒く焦げている。

仮に月次点検や年次点検でMCCBに焼損を発見したとしても、通常はすぐに営業を再開したいはず。
そうなると、結局は元の状態に戻して復電することになるのか?

応急処置
配線を外し、MCCB焼損部分を取り除く。
ケーブル焼損部分を切断、端子上げ、増し締め、復電。

そうなると、裸端子用圧着工具、圧着端子、絶縁キャップは必須か?
裸端子用圧着工具の詳細はこちら

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