EcoFlow(エコフロー)とSOUKOUのOCR試験機の不具合

EcoFlow DELTA 取扱説明書

1時間でゼロから80%へ充電可能。
一般的なポータブル電源と比べ、約10倍速く充電が可能。

1600W(3100Wサージ、純正弦波)
容量:1260Wh
・400wのハロゲンヒーターを約3時間
・10wのLED照明 × 4個を約30時間

スマホ容量 5000mAh = 18.5Wh
スマホだったらEFDELTAで60~70回程度の満充電が可能

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WhとmAhの換算式

ワット時定格量(Wh)= 定格定量(Ah)× 定格電圧(V)

リチウムイオン電池を使ったモバイルバッテリーの場合
ワット時定格量(Wh)= 定格定量(mAh)× 3.7(V) ÷ 1000

定格電圧の計算は②を使うらしい
①モバイルバッテリーのUSB出力からの出力:5V
②内部に使われているリチウムイオン電池の電圧:3.7V

出力デバイス
・AC出力 x 6
・DC出力ポート x 2
・シガーソケット

USB-A出力 x 2
USB-A急速充電 x 2
USB-C出力 x 2

OCRの瞬時要素

20A整定⇒40Aで試験
容量が足りなくて40Aを作るのが厳しい場合、30~35A程度で試験をしてみる。
それで0.05秒以内で動作するようであれば、特に問題ないはず。

例えば以下のグラフはMOC-A3シリーズの瞬時要素。
整定値の130%を超えたあたりから動作時間は0.05秒で一定。
とすれば、20A整定の150%=30Aでも、20A整定の200%=40Aでも、試験結果に大差はない。

こちらはMOC-A1シリーズ。こちらも150%を超えた辺りから一定。

エコフロー トラブル 故障例①

1200Wのドライヤーを使用中、5分程度で出力が自動停止。
本体液晶に温度計が表示され、内部過熱があった様子。
使用停止し、30分程度放置、温度計表示は消えていた。
その後バッテリーの充電をすると、充電開始直後にカチンカチンという音が中から聞こえてきた。
おそらく内部スイッチが入切を繰り返している音。
しばらくすると本体が焦げ臭くなり煙が出てきてコンセントを抜いた。

SOUKOUの試験機でカウンターが止まる、または故障

SOUKOUのOCR試験機をエコフローで使用中、カウンターが止まる不具合。
カウンター回路が焼けた、壊れた、動かなくなってしまったという不具合事例の投稿を確認。
一体何が原因?これはSOUKOUの試験機に限らずムサシも?

Twitter情報
・メーカーいわく、ピーク時に波形が乱れて、正弦波ではなくなるから。
・SOUKOUの試験機との相性が悪いらしい。
・壊れると大体7〜8万くらいの修理費がかかる(カウンターあたり)らしい。

使用中に急に止まってしまう不具合

過電流継電器(OCR)の瞬時要素試験時、大きな電力を使用するが、その際にバッテリーからの出力がストップしてしまう現象。

瞬時要素試験のように、出力ゼロの状態から急に大電流を流すような試験の場合、安定した電力の供給にはガソリンタイプのポータブル発電機の方が良い?

エコフローのデメリット
・動作時間測定の際、電圧がドロップするせいでカウンター動作に不具合が発生。
・双興の試験器のカウンターは電圧降下に弱く誤作動を発生しやすい?
・瞬時動作の時間測定で40A整定時にポータブル電源の出力停止が発生。

参考・引用
大容量ポータブル電源を試験使用 | とある電気管理の位相転移~フェイズシフト~

EFDELTAとIP-R2000の相性問題
一定以上の電流を流すと試験機がジリジリと鳴り出しランプが点灯する(Twitter動画
DELTA2とIP-R2000の組み合わせの時はこの症状は収まったらしい。

周波数50Hz-60Hzの切替方法

ポータブル電源本体の電源を立ち上げる。

背面のAC ON/OFFボタンがOFFの状態(AC電源ボタンが点灯していない状態)で、AC ON/OFFボタンを10秒以上長押し。

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