OCR-25CVK
25CVKには抵抗レンジがある。
抵抗の設定が低くてVCBが開放されなかった⇒内部抵抗を高くして電流を整定する。
瞬時動作の値が0.05sを超えた⇒内部抵抗を低くして電流を整定する。
このように試験機の内部抵抗を調整して試験を正確に行うことができる。
OCR-50CK
50CKは抵抗レンジがない。
電流切替を選択することで抵抗を自動で調節してくれる。
25CVKに比べて操作が簡単というメリットがある。
50CKで交流耐圧試験、電圧継電器試験(OVR・UVR・OVGR)を行いたい場合、オプションでTVD-1000Kの購入が必要となる。
値段の比較(税別)
25CVK:341,000円
50CK:298,000円
TVD-1000K:180,000円
50CKを選ぶメリット
どういう人が50CKを選ぶとメリットがあるのかを考える。
①予算は特に気にしておらず、持ち運びの手間を減らしたい
例えばOCRしか付いていない現場であれば、持ち運びが楽なので50CKを持っていく。
OCRとUVRがついている現場であれば、50CKとTVD-1000Kを持っていく。
耐圧試験をするときは、50CKとTVD-1000Kを持っていく。
値段が上がってしまったとしても、分離できることで、搬入の手間が減る。
②試験機にかかる費用を抑えたい。
電圧継電器試験はDGR試験が出来る「多機能型位相特性試験装置」を使う。
耐圧試験は自分で行わずに外部の業者にお任せをする。
この場合、TVD-1000K、トランス、リアクトルの所持は不要となる。
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