VCBの不具合・メンテナンス

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VCBの投入不具合

VCBを開放後、投入操作すると、何回やっても入らない場合の対処法。
3~4回程度試してみて、それでも入らなかったらストップ。
注油をする。

以下メーカーサイトより引用
メンテナンス時には、操作機構部と通電接触部に追い注油が必要です。
操作機構部の追い注油はグリースメイト® No.1058(容量300ml)またはNo.1057(容量180ml)
[市販品スプレー缶入り,呉工業製]を使用してください。
グリースメイト®は呉工業株式会社の登録商標です。

VCB注油の例

VCBの直結

VCBの投入不具合により、緊急でKIP線を直結させて受電をした例。
とある電気管理会社様がインターネットにアップしていた写真をイラスト化。
作業の方法、詳細、注意点などは不明。

母線連絡遮断器

大規模の受変電設備では、停電範囲を限定したい場合、母線連絡遮断器を使って停電範囲を限定させ、母線の点検を行う。
ただし、母線連絡遮断器を設ける場合、1台のみでは母線連絡遮断器本体の点検に全停電を伴うため、遮断器本体の点検をするために、VCB2台を直列で設けるのが一般的。

VCBトラブル例

・ばね蓄勢の途中でモーターが止まってしまい、投入することができなくなった。
・手動でVCBを投入すると、投入したような音はするが、表示が入状態にならない。

オイルミストによるVCB蓄勢モータの焼損
⇒製造ラインと電気室を仕切るなどの対策。

グリース固化による操作機構の固渋
・トリップコイル焼損
・投入がされない
・遮断しても自動的に投入される

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