主幹がELB、分岐がMCCBの場合
ELBの数が減るので値段が安くなり初期費用が安く抑えられる。
パワコン~ELBの間のどこかで漏電が発生すると主幹ELBがトリップしてすべてのパワコンが発電停止となる。ブレーカー復旧とパワコン再起動するまで売電はすべて停止状態に。
また、どこの系統で漏電が発生したのかわからない。
主幹がMCCB、分岐がELBの場合
ELBの数が増えるので値段が高くなり初期費用が高い。
漏電が発生しても1回路だけの遮断で済むので他の4回路のパワコンからの売電は維持される。
漏電ブレーカーが該当箇所だけ遮断されるので漏電の原因となった回路がわかる。
集合住宅の場合(例)
電灯分電盤の主幹MCCB⇒分岐の一部だけELB、他はMCCB
1箇所の漏電がすべてに波及して停電することを避けるため
動力分電盤の主幹MCCB⇒分岐の排水ポンプ等はELB、他はMCCB
漏電する可能性が高いところだけELB
太陽光の集電盤ブレーカーの特徴
通常のブレーカーとは異なり「逆接続可能型ブレーカー」が必要。
これはブレーカーが開放された状態において、仮に系統側、負荷側、両方に電圧がかかっていたとしても故障するおそれのないもの。
太陽光発電設備による逆接続と、一般商用電力回路による逆接続は異なる。
⇒詳細はこちら
ELBが逆接続可でないとダメな理由⇒トリップコイルが焼けるのを防ぐため?
コメント