VT1次側と2次側が焼損短絡したことによる地絡で波及事故

区分開閉器はモールドジスコンピラージスコン
受電盤にはVCB、GR、OCRがついていた。

この電気設備において、VT焼損により1次側と2次側が短絡し、2次側へ地絡が発生。
区分開閉器に地絡継電器はないので、配電用変電所のDGRが動作しフィーダーが開放。

地域停電が発生。
そして約1分程度で配電用変電所フィーダーが最閉路。

しかし当該受電場のVT2次側地絡点は事故が起きたときのまま。
再度、受電場のVT2次側にて地絡発生。

2回目の配電フィーダー開放で波及事故に至る。

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モールドジスコン、ピラージスコンの危険性

このように、モールドジスコンやピラージスコンの場合、VCBの1次側で起きた事故に関しては、需要家内で防ぎようがない。起きてしまったら最後、波及事故までまっしぐら?

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