進相コンデンサと力率割引について

力率割引
力率をよくすると、電力会社に支払う電気料金が割引される。

時間帯
8:00~22:00

1ヶ月の平均力率
・85%より高い場合、1%上昇ごとに基本料金が1%割引
・85%より低い場合、1%下降ごとに基本料金が1%割増
・100%維持⇒最大15%の割引

進相コンデンサの容量
変圧器の総容量の3割程度

力率の進み過ぎとは?
夜間や休日の「軽負荷時」には、力率が進み過ぎの状態となる。
電流が進み過ぎて、末端の電圧が異常に高くなる現象が発生
電路につながる機器に高い電圧が印加されることによる悪影響
進相コンデンサ本体に発生する異常電圧による機器の故障

力率の進み過ぎを防止する方法は?
APFC(自動力率調整器)やタイマーなどで入切する。
現実的には、常に入りっぱなしの受電設備が多い。

進相コンデンサの保護
SCの回路保護には、LBS(高圧負荷開閉器)やVMC(高圧電磁接触器)など、負荷開閉が可能な機器で行う。
コンデンサには電荷が蓄積されているので、DSなどで開放すると、アークによる事故や大きな過渡電圧が発生する。

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