1000Vや5000Vの高圧メガーを当たるとき、B種接地をアースに使う、またはゼロチェックに使うと機器を壊す可能性

ちょっと疑問に思って図にしてみた。

・B種接地が浮いている(接地極側と機器側が切り離されている)
・低圧MCCBがどこか入っている

この状態で5000Vメガのアース側をB種接地につなぎ、ゼロチェックのためにキュービクルのA種で当てると、A種接地極とB種機器側(Tr2次側~MCCB~負荷)の間を5000Vで当たってしまうことになる。

「ブレーカー全部切ってるからB種接地を使ってもいいじゃん」
⇒Tr2次側から直接増設してる子ブレーカーもある(絶縁監視装置・保護継電器の電源)
⇒キュービクル内のブスバーに直接ビス止めで分岐させてる場合もある。

よってB種を絶縁抵抗測定のアース側に接続する、またはゼロチェックに使うのは低圧機器を壊す可能性があるので危険。

スポンサーリンク

100V電灯や200V動力負荷のメガーでもB種接地は使ってはいけない?

例えばメガーのレンジは250V。
この状態で動力を測定するため、電灯TrのB種でゼロチェックしたとする。
その際、電灯TrのB種接地が浮いていたらどうなる?
100V負荷に対してDC250Vでメガーかけてしまうことになる。

コメント