「人が会社を辞める原因を作る人」は労働集約型産業において会社にいるだけでマイナス

Bさん「Aさんの性格が嫌なので会社を辞めます」
Cさん「僕もBさんと同じ理由で辞めます」
Aさんのせいで人が辞める事態が起きていた場合

取締役や役員からのAさんの評価
・仕事熱心(忠誠心がある)
・真面目
・正義感が強い
・ハッキリとモノが言える

部下や同僚からの評価
・上にはペコペコ
・下には厳しい
・下からの指摘には逆ギレ
・気が短い
・言葉の配慮がない
・すぐ不機嫌になるので人が近寄らない

このタイプは組織から取り除きにくい。人事権を握る上司から見れば真面目に見えるから。かつチームではなく個人単体として見れば努力家で仕事もできるから。

しかし電気工事や保安法人のような労働集約型産業では、横のつながり、人付き合いが重要になり、むしろAさんがいることで居心地が悪くなり退職する人が増えるような場合、Aさんの存在は会社の利益から見ると負債でしかない。

スポンサーリンク

人が辞める原因を作る人間は会社にとってものすごいマイナス

IT産業と違い、保安法人などの場合は法律に守られた点数性になっているので、あまり仕事ができない人でも、とりあえず会社にいて案件を担当してくれるだけで利益を生み出す存在になれる。

仮にこのような組織だったとする。

Aさん:120点
Bさん:70点
Cさん:80点
Dさん:75点
Eさん:65点

Aさんは技術力や仕事に対する姿勢も高い。しかし人付き合いの面で少し難があり、AさんのせいでBさん、Cさんが辞めてしまった。すると150点分のマイナスである。Aさんがいることで、チーム全体としては120-150=-30になってしまう。

このままAさんの性格が変わらず、ずっとこの会社にいるとどうなるか?新しい人は入ってくるが、またAさんが原因で人が辞めてしまえば、ずっとマイナスのまま。だから本当はAさんを取り除かねばならないのだけど、現実はそうはいかない。

退職理由では本心を言わない

そもそも人は会社をやめる時、そこまで原因をはっきりとは言わない。
波風を立てないように、理由を隠す。

よく聞く退職理由
・「家族の都合で」
・「親の介護で」
・「別の仕事に興味が」

実際の理由
・「お前らが嫌いだから」
・「あいつが嫌いだから」
・「くだらない仕事が多いから」
・「給与が低いから」
・「拘束時間が長いから」

コメント