■容量
10kWを超える太陽光発電は、産業用太陽光発電と呼ばれ、住宅用太陽光発電とは区別される。
50kWを超える発電設備は「高圧」という区分になる。
■50kW未満の太陽光発電
電気工事事業法では小出力発電設備にあたり、「一般用電気工作物」に分類される。
保安規定などの届け出が不要。
第二種電気工事士以上の資格で工事ができる。
■50kW以上の太陽光発電
電気事業法上は、発電用の電気工作物(発電所)にあたり、「自家用電気工作物」になる。
「保安規程の届け出」と「電気主任技術者の選任」の義務がある。
■FIT(固定価格買取制度)とは?
電力会社が、再生可能エネルギー発電設備に対し、発電した電気を、固定の金額で20年間買取りを行うことを、国が約束するもの。
2012年7月より施行されたFITは、当時1kWの発電に対して42円/kWと、高額な売電単価からスタートされた。
■買取価格の入札制度
再生可能エネルギーの買取価格を決める制度。
発電事業の内容によっては、入札を通してでないと、電気が売れない。
電気を最も安く売ると言った人から順番に電気が買われる。
必要な電気量が集まったら終わり。買われなかった事業は次の入札まで待つ。
要するに「入札制度」とは、事業者同士による「価格競争」
■MPPTとは?
Maximum Power Point Tracking
最大電力点追従という意味。
日射量や温度によって常に変動する電圧と電流から、発電量が最大になる電圧と電流の組み合わせを自動で見つけ出し、発電量を維持できるように制御する働き。
■単相PCSと三相PCSの違い
単相パワコンは、家庭用の電源で動かすことができ、配線も簡単で、使いやすい。
音も小さく、住宅地での採用が多い。
三相パワコンは、工場などにある200Vの動力電源を利用して動かす。
容量が単相パワコンよりも大きいので、設置する台数を減らせる。
直流の電力が、電力会社の電力系統に流れ込まないようにするための「絶縁トランス」と呼ばれる装置が必要になる。
(単相パワコンでは絶縁トランスは必要なし)
■その他用語
PV = Photovoltaic = 光で発電する
インバータ = 直流を交流に変換 or 直流・交流から周波数の異なる交流に変換
コメント